▲コンバインによる稲刈り。(北杜市高根町。)
北杜市は9月の下旬から稲刈りの時期を迎えています。たわわに実り、重みで頭をかしげている稲穂をコンバインが次々と刈り取っていきます。遠くから見ているだけでは分からないのですが、コンバインという機械は、一台で刈り取りだけでなく、脱穀と選別まで行っているそうです。
古民家の売却時には、蔵の中に古い農具が残っている場合が多く、稲の脱穀と選別をする道具も度々見かけます。
脱穀とは稲の穂先から籾(もみ)を落とす作業ですが、足踏脱穀機は足で踏板を踏むことで、突起がついて筒形の本体が回転し、そこに穂先をあてことで脱穀ができます。
▲足踏脱穀機。
また選別をする機械に唐箕(とうみ)というものがあります。電気を使わないながら、なかなかハイテクな装置で、機械の中央、上側にある漏斗のような口に籾を入れると、右側の羽根車からの横風を受けて、実のない籾など軽いものを遠くに吹き飛ばし、重いもの(実の詰まった籾)を手前に落とすというものです。なかなか愛嬌のある形で、骨董のオブジェとして残している方もいます。
▲唐箕(とうみ)。
古民家の物件を見学される際には、建物の他に、昔の農具も見ていただくと、その土地の暮らしぶりも浮かんでくるかもしれません。
▲10月後半には八ヶ岳の山頂に積雪が。(北杜市高根町)
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(八ヶ岳事務所 大久保武文)