写真: 八ヶ岳ブルーに澄み渡る南麓(北杜市大泉町)。
気象庁は、太平洋赤道域東部の海水温が上昇する「エルニーニョ現象」が約2年ぶりに発生したと昨年11月9日に発表しました。エルニーニョ現象が発生した時の冬の天気は、東日本と西日本の太平洋側では日照時間が少なくなり、東日本では暖冬になる可能性があるということです。
八ヶ岳南麓は1月20日過ぎから2月4日の立春の頃が寒さのピークを迎えますが今年はどうでしょうか。最低気温はマイナス10度を下回る日が続きますが例年積雪はさほど多くはありません(1回あたり10〜15センチで3、4回程度が例年)。しかも5年前の雪禍を教訓に国道、県道、市道(農道、林道含む)の順に除雪が進みます。
しかしながら、法定外公共物(通称赤道)とよばれる道路は除雪対象外ですので要注意。また、管理別荘地の開発道路では管理業者が除雪を行います。移住定住者には特に物件購入時のチェックポイントのひとつとなります。
気象状況は一年で一番厳しいこの時期ですが、移住者の多くはこの冬場が一番好きだという話も良く聞きます。八ヶ岳事務所のスタッフも同様です。その理由はぜひお越しいただきお尋ねください。
◆宅地に隣接した農地の取り扱い
空き家バンクに登録された物件に隣接した農地についてのお問い合わせをいただきました。月刊ふるさとねっとわ11月号62ページに掲載された長野県上伊那郡辰野町の物件に関連して、八ヶ岳事務所のある北杜市ではどうかといった質問です。農地を農地として購入する条件として、農地法第3条に基づく農地の最低面積が1アール(100㎡)で許可される自治体が全国的に増えていますが、北杜市では最低面積が40アールです(4000㎡)。なかなかハードルが高いですが、制度見直しは今のところないようです。
写真: 宅地に隣接した農地(協力 は北杜市長坂町の小林さん)。
1月の八ヶ岳事務所だより(2019年)
八ヶ岳事務所 中村健二