気象庁の今年の7月~9月の3か月予報では今年も暑い夏になるという予想です。
夏本番となりましたが、皆様、体調は崩されていないでしょうか。
▲大泉(北杜市)と府中(東京都)の気温の比較。「気象庁過去の気象データ検索」より抽出。
北杜市の大泉(観測所の標高は867m)の昨年の気象記録を見ますと、猛暑日とまではいかないものの、最高気温が30度以上の「真夏日」がお盆頃まで続きました。
比較として東京の府中の気温をグラフに記しましたが、北杜市の最低気温の低さに目がとまりました。特に8月の後半からは最低気温が20度を下回るようになり、一日の中で肌寒さを感じる時間帯が増えてきます。
一般には「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、北杜市に住んでいる感覚だと、「夏の暑さはお盆まで」というところでしょうか。
▲山の中の涼やかな山道。(長野県・白駒の池の近く)
さて、暑い夏の過ごし方として、涼を求めて自然の中で過ごすのも良いですね。森の中を歩いたり、川で水遊びしたり、キャンプをするのも良いですが、敷居が低くてお勧めなのが高原でのドライブです。
北杜市に到着し、標高が1000mを越えたら車のエアコンを止めて、窓を全開にしましょう。お勧めルートは、甲斐大泉駅から甲斐小泉駅の間を小海線と並行して走る「泉ライン」。落葉樹の森の中を蛇行しながら続く道は、まるで緑のカーテンの中を走っているかのよう。木々の間から涼しい風が吹き、木漏れ日が目に優しく、快適そのものです。交通量が少ない為、サイクリングにもお勧めです。自然の中へ足を運ばれてはいかがでしょうか。
▲緑のカーテンの中をドライブ。泉ラインの様子(北杜市大泉町)
文:大久保武文