山梨県北杜市の移住情報、暮らしぶりをお伝えしています。
▲北杜市高根町。八ヶ岳の山裾で稲が青々と育つ。
梅雨の時期には雨が降ると、まだまだ肌寒さを感じることもありましたが、そんな日も過ぎ去り、強い日差しを感じる夏となりました。
北杜市は標高が高いせいでしょうか、それとも空気が澄んでいるせいでしょうか、夏の日差しは強烈で、肌感覚としては、以前私が住んでいた沖縄と変わらない紫外線の量に感じます。
ただ、日差しの強さこそ注意が必要ですが、それ以外は都心と比べるもなく、快適な季節となります。
昼間こそ標高が低いエリアではエアコンが稼働するものの、夕方になると一気に気温が下がり、窓を開け放てば、気持ち良い風を感じながら過ごすことが出来ます。
▲北杜市大泉町。日が沈むと気温が一気に下がる。
標高が1000mを越えるエリアでは、エアコンが設置されている家は極端に少なくなり、大抵は扇風機のみ。夜になるとは窓を閉めないと風邪をひいてしまう日もあるほど。
エアコン等の人工の風に頼らなくても夜を過ごせるということが、こんなに気持ちの良いものかと、北杜市に移住した当初は驚いたものです。
暑さから解放されると、体がほっとする。体の次に、心がほっとする。夏の北杜市へ是非お出かけください。
■ほくとトクトク商品券
昨年、コロナ禍の経済対策で北杜市民一人当たりに3万円の商品券が配られましたが、今年も市内経済の活性化のため、「ほくとトクトク商品券」というものが登場しました。
前回は無料で配られましたが、今回は希望者が購入をするものです。対象は北杜市民であることと、一人1冊まで。1冊5000円の購入で1万円分使えるというものです。
▲北杜市で発行されたプレミアム付商品券。
他の自治体でも同じような取り組みをしていると思いますが、購入額の2倍使えるというのは、かなり凄いのではないでしょうか。
販売は既に終了していますが、私も並ぶことなくスムーズに購入することが出来ました。スーパーの他、飲食店でも使えるので、どこで何を食べようかと考えるだけで楽しくなります。
北杜市は人口4万6千人程の小さな自治体ですが、コロナ禍といった非常時には、小さいからこそ、小回りが利き、スピード感ある対応が出来るのでは感じます。
昨年の国民1人10万円の給付金も大きな市では、なかなか給付がいきわたらない中で、北杜市では迅速に配られました。
新型コロナワクチンの接種については、65歳以下(12歳~64歳)について、7月上旬にワクチンの予約開始、8月上旬からワクチン接種の開始が予定されています。
人が少ないからこそ、密にならずゆったりと過ごせる。人が少ないからこそ、対応がしやすい。地方の良さを感じる今日この頃です。
(八ヶ岳事務所 大久保武文)