稲穂が揺れ、稲刈りの時期まであと少し。季節は変わり実りの秋が廻ってきました。
▲北杜市高根町。9月下旬の稲刈りの様子。
さて、この文章は8月上旬に書いているのですが、市内において県外ナンバーの車が増えてきたように感じます。一度は減った観光客が戻ってきたようです。
7月の4連休では中央道が込み合い、案内の待ち合わせに間に合わないとの連絡も。国土交通省の交通量のデータから、人の流れの大きな変化が読み取れます。
▲出典:国土交通省HP(全国・主要都市圏における高速道路・主要国道の主な区間の交通量増減)の値を使用。
図は中央道の「相模湖~上野原」間の交通量を示したものです。車両は小型車(軽・二輪・普通車)、縦軸が交通量、横軸は日付。土日の他、GWの祝日と7月の4連休を抽出しました。
こちらを見ると4月、5月にいかに人の流れが減少したか分かります。ここまでの落ち込みを年初に予測できた人はいないでしょう。その交通量が回復をしてきたのは6月20日の週から。6月27日は一時的に昨年を越えています。
その後は昨年には及ばないながらも、ある程度の交通量を保っています。今後の交通量はどのように変化するでしょうか。観光業では海外から国内、遠方より近場がトレンドとのこと。社会全体を体に例えると人の流れは血流。感染を防ぎながら、血流を戻し、健康な体(社会)に戻れる日が早く来ることを願います。
文:大久保武文