実りの秋を迎える9月。澄み渡った青空のもと稲穂のたなびく風景は、日本の農村らしい心落ち着く景色です。今年も八ヶ岳の南麓は、あたり一面が黄金色に彩られる季節になりました。
この9月の連休に合わせるように稲刈りが始まり田んぼがいつにもましてにぎやかな子供たちの声に包まれています。それにしても新米の収穫時期が少しずつ早くなってきているのは気のせいでしょうか。私が子供のころ、静岡の稲刈りは確か10月の終わりだったように思います。
写真:天日干しの稲が青空に映える(北杜市高根町)。
甲府地方気象台が昨年観測した富士山の初観測は9月26日でした。平年より4日早く、9月の初冠雪は6年ぶりとのこと。富士山はやはり雪を抱いた姿が似合います。
自然の恵みとともにその自然の脅威ともいえるのがこの時期の台風です。昨年は初旬に21号、下旬に24号と立て続けに県内でも猛威を振るい、風による倒木や雨による鉄道の運休や停電など人的被害や交通障害など影響が出ました。八ヶ岳南麓の大泉でも29,30日の両日で150ミリ以上の降雨、最大風速12.7mを観測し、未舗装道路などをえぐるように雨水が流れていました。
9月のこの時期の物件見学は季節の変わり目にあたりますので、急な天候の変化や朝夕の冷えなども考慮してお出かけください。
写真:夕日とススキ(北杜市高根町)。
9月の八ヶ岳事務所だより
(八ヶ岳事務所 中村健二)