令和となって初めての師走を迎え、なにかとあわただしい年末になりそうです。もう車のタイヤをスタッドレスに履き替えた方も多いと思いますが、標高差の大きい北杜市(八ヶ岳南麓)はたとえば同じ高根町内でも気象状況はまるで違います。中央道須玉IC に近い下黒沢地区ではFF のノーマルタイヤで一年中過ごされる方もいれば、文化の日の休日を利用して明野のダイコン祭りに出かけた後、ガソリンスタンドによって冬用タイヤに履き替えて国道141号線を清里方面に上がっていく方もいらっしゃるとか。
どちらが良いとは一概に言えませんが、住宅性能も格段に向上するなか、移住や二地域居住をお考えの方には昨今の酷暑を思えば、標高はやや高めの方がおすすめかもしれません。北九州市出身の私の知り合いはとにかく暑いのが嫌で清里の気候をこよなく愛しています。
▲ゆず畑の先に富士山。距離感がとても良い(富士川町の旧増穂町平林地区)。
大泉町にあるアメダス(標高867m)では昨年の12月における最低気温は、大みそかの31日に記録したマイナス・6度でした。それでも最低気温がマイナスとなった日は大泉の場合、月のうち18日と2/3弱でした。降雪は観測データには記録されてはいませんでした。
今年から23日が祝日ではなくなりましたが、その前日の22日は冬至です。6月の夏至から半年かけて地球はゆっくりと昼間の時間を短くしてきてついに年明け前のこの日、9時間45
分ほどになります。昼の時間は仕事、日暮れたらゆず湯に浸かる。そんな一日があっても良いと冬至の日は思い出させてくれるのでしょうか。
▲銀河鉄道展望公園(韮崎市穂坂町)。
◆文化放送「大人ファンクラブ」
在京ラジオ局の文化放送はかつて当社本部もある四ツ谷の、新宿通りを挟んだはす向かいにありました。教会の建物であった外観は古い作りながらも壮麗で、私の顧客のお一人が勤めていたご縁もあって、レモンちゃんがDJ をしていたスタジオを見せてもらったりビートルズもその場でリクエストできた甘酸っぱい記憶のある局です。いまは山手線浜松町駅に隣接したモダンなビルディングに移っています。
▲文化放送収録の様子(東京都港区浜松町)。
その文化放送から日曜日の朝に放送されている「大人ファンクラブ」という番組に出演のお話があったのは今年の8月のこと。パーソナリティは大垣尚司(おおがきひさし)青山学院大教授と残間里江子(ざんまりえこ)氏のお二人。気象予報士でもある鈴木純子アナウンサーが司会進行。「『セイ!ヤング』でタニムラとバンバンがひどい替え歌を歌っていて、それが頭を駆け巡りいまも悪夢にうなされています」とか「モモエさんとは同学年です」などと自己紹介したものですから、物件の話はいいからナカムラさんの話をしてよと、残間氏。ボクも大泉に200坪の土地持っているんだ、と大垣先生。
それ以来、北杜市では標高の話、岩手県では宮澤賢治さんなどの話を交えながらお二人に物件のご紹介をしながら(この物件のどこが本当にすごいのか、あるいは引き継がれるべき大事なものは何かなど)、お二人の感想をうかがうというコーナーになっていきました。金融や法律のプロと名プロデューサーを前にして貴重な時間を過ごすことができています。
結論から言うとお二人ともとても聞き上手な方々です。
12月の八ケ岳事務所だより
八ケ岳事務所 中村健二