記録的な猛暑となった今年の夏ですが、標高760メートルの場所にある八ヶ岳事務所も例外ではなく、日中エアコンのフル稼働状態が数日間続きました。また暑さだけではなく7月下旬に日本列島を東から西へ横断した台風12号は「過去の経験が通用しない可能性がある」と気象庁が表現したように、いつどこで何が起こるかわからない状況が続いています。なにごとも普段の心がけや備えが大事だとあらためて思った次第です。
さて、台風といえば1959年(昭和34年)8月の台風7号、9月の台風15号は山梨県内においても甚大な被害をもたらしました。 特に15号は伊勢湾台風として東海地方に生まれた私も母親からその時の恐怖の様子を聞かされてきました。この秋も数十年に一度の大雨に関する特別警報が出ないとも限りません。県内では土砂災害の警戒区域(イエローゾーン)は7091ヶ所、特別警戒区域(レッドゾーン)は6027ヶ所に上ります。
この秋は物件見学と同時にどのようなところがレッドゾーンに指定されているのかをご自身の目で見ることもお勧めします。
9月は長雨のあとは中秋の名月、富士山の初冠雪、紅葉の始まりなどもあり、大きく季節が変わる時期でもあります。急な天候変化もありますので、お出かけには万全のご用意をお願いいたします。
写真01:出典 日本治山治水協会(1960)
「昭和34年山梨県治山災害調査報告書〔昭和34年台風7号〕
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