癒し暮らしをしようという相方からの提案で八ヶ岳に家を建て週末通いが2000年に始まりました。

10年間通っている間に週末農業を始めて、今の畑に出会って本格的に農業を始めるために移住を決めました。都会向けの野菜を詰めた宅配を主として、それ以外はスーパーに卸すというもので当初は順調に拡大していきました。しかし、年を追う毎に気象が不安定に、、、　安定して宅配を行うことは難しくなる！と判断し、別の柱を考えるようになりました。

農業を休んでもいいから全国で良い取り組みを見て回りたいと思っていた処にある古民家が売り出されているのを目にして、購入を即決しました。

仲介頂いたふるさと情報館の佐藤さんのアドバイスもあって、宿として運用することに、、、　幸いにして、開業して2年目の今年なんとか軌道に乗りつつあります。2足のわらじは、やや重たいものですが、それも段々と慣れて来ました。

そこまでしなくてもと思われるかもしれませんが、田舎暮らしを持続させるためには複数の仕事が必要だと考えています。宿では、これまで自分たちが味わった癒しの要素、それに畑で作った野菜をふんだんに使った料理を振る舞いもてなしています。

お客様の中には近い将来に移住をお考えの方もいらっしゃるので、そういう方には自分の経験から生まれたノウハウもお伝えしています。以前の農業だけだと閉鎖的な生活になりがちでしたが、ここに商売を加えることで様々な人と新たな取り組みが出来る環境が出来て、この地で起業して頑張る人達を応援することもやれたらと思っています。

さて、この先世の中は大きく変わるだろう予想しています。この変化に対応するに固定観念などに縛られず、自由な発想で色々なことに取り組もうと思っています。いつまで現役でいられるかは分かりませんけど、働けるだけ働くことで今を生きて行きたいと思います。