関東甲信の梅雨明けが史上はじめて6月となった今年は例年になく夏が長くなります。水不足が心配ですが、日常生活においても熱中症で救急搬送されるケースが今夏は特に多くなりそうです。平成29年の5月から9月までの5ヶ月間で熱中症による搬送人数は全国で53,000人あまり。そのうち65歳以上の高齢者が占める割合が48.9%もあります(25,930人)。発生場所の多くは住居で37%を占めており、屋外(同13.9%)、道路上(同13.9%)と続きます。山梨県内でも昨年は347人が搬送されています(以上総務省統計)。北杜市内でも本年6月には室内にいた高齢者が救急搬送されました。
そもそも熱中症とは暑さによって起きる身体上の障害。体内にこもった熱は脳にダメージを与えてめまいや頭痛、筋肉のけいれんなどを引き起こします。対処法としては涼しい場所に移動したり体温を下げることも必要となります。
この時期の現地見学はご自身の体力を過信せず、動きやすい服装でお出かけください。そして7日の立秋を過ぎた頃には高原を吹きわたる秋風を感じながら四季の移ろいを味わってください。
◆中北地域連携会議モニターツアー
先月号でお知らせしました山梨県中北地域連携会議では、山梨県内に移住され様々な活動を行なっている方々を訪ねて、隠れた地域の魅力等の情報発信をどのように行なっていくかのバスツアー(モニターツアー)があり、私も参加してまいりましたのでその報告をさせていただきます。参加者は私のほか県知事より委嘱された県外移住者や地域おこし協力隊メンバー、自治体関係者、県内学生など総勢23名。朝、韮崎の県合同庁舎に集合して5人を訪ねてまいりました。
ロードバイクが趣味の果樹農家(南アルプス市)、プロジェクションマッピングなどの映像クリエイター(甲府市)、北欧をイメージしながら朝食に力を入れる新興地のカフェ(甲斐市)、再生民家の農家民宿(北杜市)、話題のリノベーション店舗「アメリカヤ」(韮崎市)を1日かけて回りました。いずれも皆さんの熱い想いが伝わってきたツアーとなりました。
なお、本日の模様は冊子媒体等にして9月8日(土)に行われる「オールやまなし移住セミナー&相談会」にて発表する予定です。
八ヶ岳事務所マガジン