今年も気づけば6月。もう1年の折り返し地点まで来てしまったと驚く方も多いのではないでしょうか。旧暦で表記をすると水無月。6月といえば梅雨のど真ん中ですが、「水の無い月」とは不思議な感じがします。
調べてみると、旧暦は月の動き、新歴は太陽の動きを基にしたもので、日にちのズレがあるそうです。因みに、旧暦で今年の6月1日を新暦に直すと7月21日になるとのこと。随分とズレがあるのですね。ちょうど大暑の頃、暑くてカラカラ、「水の無い月」という表記でも納得がいきます。
八ヶ岳南麓では4月の後半から田に水を張り、5月中旬から田植え、6月初旬には青々とした苗が風に揺れている姿が見られることでしょう。
▲田んぼに水を供給する水路。滞ることなく流れる水音が気持ちいい。
▲田植えの1か月程前から水張りが始まります。水面に映る南アと空が美しい。
さて、この文章は5月のGW中に執筆のものですが、今年の北杜市のGWは例年とは比較にならない程に静かなものとなっています。コロナウィルス感染拡大予防の為、道の駅、温泉施設、キャンプ場等の観光施設が臨時休館。飲食店では持ち帰りのみの対応が多いようですね。
休館は町なかだけでなく山の中でも。例年なら本格的な登山シーズン幕開けの時期である八ヶ岳の山小屋も休館しています。宿泊はもちろん、トイレの利用も出来ないようですね。感染の拡大を防ぐべく、多方面で努力がされ、協力が求められている状況です。気兼ねなく生活が出来、山にも登れる、そんな日が早く来るように。そして、来年のGWは良い意味で状況が一変していることを願います。
■「動画配信」はじめました
仕事でリモートワークが進んでいるとニュースで見聞きします。家にいながらにネットを通じて仕事をする。随分前から推奨されてきたことが、この情勢で一機に進み始めています。さて、ふるさと情報館八ヶ岳事務所では、物件情報の「動画」配信を開始しました。周囲の状況や接道の仕方、室内の距離感等といった写真では伝わりにくかったものが見えてきます。
家に居ながらに、遠隔地の物件の状況が分かりやすくなり、そこでの生活がより想像できるようになると思います。リモートワークならぬ、リモート見学といったところでしょうか。公開をしているのは八ヶ岳事務所のホームページです。物件検索の一覧において、建物写真の右上に「動画」の表示があるものが、配信をしている物件になります。順次、物件数を増やしていきますのでご期待ください。
▲写真右上の「動画」の帯が目印。
文:大久保武文