春分の日を境に昼間が日一日と長くなってきます。その日から数えて15日目が4月の5日ごろに当たるわけですが、今年は4日の土曜日がその日です。この日は24節気のひとつ「清明」と呼ばれ、万物に清新の気が宿りみなぎるころとされています。
毎年のことながら南麓の標高千メートル以上に自生するカラマツの芽吹く様子を見ていると、大げさかもしれませんが心から「生きていて良かった」と毎年のことながら思えてきます。
▲水の豊かな親水公園・べるがの森(北杜市白州町)
今年は暖冬というよりも「超暖冬」といってもよいぐらいでした。わたしも移住して24年目になりますが、これほど暖かく積雪のなかった年は初めてでした。田舎暮らしと気象というのは切っても切れないあいだ柄です。昨今の気候変動にもついセンシティブになりがちですが、雨と風と気温についてたえず気を配っていることも必要ではないかとわたしは思っています。
時あたかも、はじまりの春です。フレッシュマンの眼で八ヶ岳南麓へ物件探しにお出かけになりませんか。野に出て生き物たちの生命力をご自身の肌でぜひとも感じて見てください。南麓は言わずと知れた標高差がある場所です。自分たちの暮らしがどのエリアなのかをどうぞお探しください。八ヶ岳事務所スタッフはそのためのナビゲーターに徹します。そしてお出かけの際は突然の天候の変化があることも想定して雨具の用意も忘れずに。
文:八ケ岳事務所 中村健二