明けましておめでとうございます。2025年、令和7年の幕開けとなりました。
事務所のカレンダーには平成37年、昭和100年という印字もされています。不動産会社ならではでしょうか、契約に使用する登記簿は和暦で記載されているため、昭和●年の住宅が、築何年目かと見る時に役立ちます。
皆様のお家には今年はどんなカレンダーが飾られましたか。わが家は壁掛けカレンダーを毎年1枚だけ購入しています。沖縄に住み始めたころからの習慣で、海をテーマにしたものを買っています。以前は「うみまーる」という沖縄県座間味島を拠点とした写真家ユニットのカレンダーを購入していました。熱帯魚やウミガメが泳ぐ、のほほんとしたカレンダーを見ていると、次の休みはシュノーケルに行こうとか、カヌーで海に出ようとか、海まで徒歩圏の立地が、日常と休日をスムーズにつないでくれました。
八ヶ岳南麓に来てからも、不思議と山ではなく、引き続き海をテーマにしたものを購入しています。最近のお気に入りは山と渓谷社の「しあわせのうみ」というカレンダー。こちらは沖縄に限らず、世界の熱帯の海を写したものです。以前と違い、カレンダーを見て、直ぐに海に行けるという環境では無いですが、リビングの良く目につくところに掛けられたカレンダーという名の写真集は、今年も私の日常に彩りを与えてくれそうです。
1月の北杜市は冬の真っ只中です。夏場に来られる観光客の方は意外に思われるかもしれないが、別荘利用や移住者に一番人気のシーズンが冬なのです。
冬が近づくにつれて、夏山がいかにボケて見えていたのか驚くことがあります。晴れて、雲が無く、山の全容が見える、そんな稀な日であれ、夏場は空気中の水分で視界が妨げられていたのだと。
北杜市の冬は八ヶ岳や南アルプスで雪雲がせき止められ、乾いた空っ風が吹き下ろしきます。冷たく強い風、それにより乾燥した空気が、山を四季の中で一番、クリアに見せてくれるのです。
さらには雪がその山容を際立たます。冬の晴天率は高く、昼間は暖かい日差しが降り注いできます。そんな時は、車のエンジンを止めて、のんびりと車内で日を浴びながら、山並みを眺めるも良いですね。
この空気が澄んだこの時期に見られる、特に濃い青空を「八ヶ岳ブルー」と呼ぶそうです。青空にも深さがあるようで、どこまで濃紺になると八ヶ岳ブルーと呼んでいいのでしょうか。今年は空の色を気にしながら、生活をしてみたいと思います。
(八ヶ岳事務所 大久保武文)